スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

CD「あなたは怠惰で優雅」収録レポート 

anatacd.jpg

 大変ひさしぶりに収録に立ち会いました。去年秋「きみの目をみつめて」以来ですからおよそ半年以上ぶり。
 レポートを書くに至っては、もう二年ぶりくらいになってしまっていますが、今回は本当にいろんなおもしろいことあったのでけっこう長いのですが、ひさびさにお伝えします。

 いままではサイトのほうに特設コンテンツ作っていましたが、パソコン乗り換えたためにFTPソフトいれてないんで、こちらのブログにアップします。

 というわけで、続きはmoreからどうぞ。かなり長いので、ごゆっくり!

■まずはご挨拶

 収録前、監督に呼ばれて声優さん方にご挨拶。これは単に顔見せだけでなく、収録前に原作者からの注意点を伝えたり、逆に声優さん方からの質問にお答えする場だったりもします。
 鈴木さん、梶さんともおひさしぶりの顔あわせ。とくにうちのCDで11枚、出演回数二位(一位は三木さんで14枚)の鈴木さんとはすでに初仕事からは六年ほどお仕事させていただいとりますので、顔見ると「毎度!(笑)」って感じなのですが、梶さんはこれでやっと二度目まして。

 初日は主演ふたりのみの収録で、人数少ないままのとりあえずの面通しから、監督の「なにか質問とか?」というフリに梶さん、「あのこれって、ぼく前にやったことある気が」。鈴木さん「あ、おれもデジャブった。でもタイトル違うし、あれーって思って」とのこと。
 原作ご存じの方は承知の上でしょうが、今作は慈英×臣シリーズ「やすらかな夜のための寓話」に収録された一編の、別バージョン。冒頭シーンはかなり内容がかぶったものになってます。と、おふたかたに説明。
 そこでなるほどとうなずいた鈴木さんが「ところでこの、まえのCD何年前です?」わたしが「二年くらいじゃないっけ」と言ったら鈴木さん、梶さんとも「いやもっと前だと思う」。アティスさんが確認し、三年前というのが判明、「やっぱりね」。……原作者より記憶が克明ですね、すんません。
 鈴木さんの「覚えてるわ俺、三木さんにケンカ売る役っすよね!(笑)」という発言に大笑い。しかし、あれだけお仕事されてるのに覚えてるんだなあ、と感心しつつ上段の件(シーンかぶり)を説明。
 なるほど、と納得されたところでいったん、その前作の音(梶さん・鈴木さんがしゃべったあたりをピックアップしたもの)を参考にミキサーさんに出してもらうことに。

 聞き終え、まず梶さん。「(前作では)ずいぶんかわいいっていうか幼く演じてる気がするんですが、今回シナリオ読んでそこまで幼い気はしなかったですけど……」
 演技プラン的にどうしましょ、的ニュアンスのご質問だったので、こう答えました。
「前作は、朱斗より年上の慈英の視点でのお話だったので、朱斗はより幼く、かわいらしく見えてたと思います。でも今回は本人の視点で、“自分は幼い”という意識はないと思うし、シナリオから受ける印象で演じてくださってOKです」
 さらに収録される過去編回想部分について、わたしから質問の補足。
崎谷「それと、現在の時間軸パートであんまりかわいくすると中学生部分との区別がつかないかもですし」
梶「あ、ですね」
鈴木「じゃあ気持ち若いって感じで?」
 なるほど了解、と言われたところで、鈴木さん、「おれ三年前の声かー、出るかな-」→ミキサーさんが音をだす。「……あっ、変わってなかった」監督「いつもの声だねえ(笑)」というわけでこちらは問題なく。
 それでお願いします、とおおむねの説明を終えて、まずは収録テストからスタート。

■地獄の関西弁

 レポの前段階として、ちょっとばかり裏話。
 今回は、シナリオ作成当初から、朱斗役の梶さんが関西圏出身ではなく、となると関西弁がネックだ、という話になっておりました。
 ドラマCD、ことBL系の作品は、たとえばアニメ等に比べるとモノローグやナレーション部分もあるため、役者さんのしゃべる台詞が大量です。その場合、ネイティブでない台詞回し・イントネーションをつけつつ、芝居のニュアンスもだす……となると、けっこう厳しいこともあります(役者さんの負担的に)。

 自分自身、小説で書いているときも思うのですが、方言というのはその地方にいないひとに伝わりにくかったり、また書き文字としゃべり言葉の違い、という部分もあって、ある程度アレンジしないと逆にニュアンスが壊れるため、あえていじったりします。
 しかし、モロに音声になってしまうCD、となると逆に、リアルなしゃべり言葉、イントネーションこそがキモ。となれば、いっそのこと原作よりも関西弁を減らし、「感情が高ぶったりして、ぽろっとこぼれたときは関西弁」という感じにすればどうだろう、とご提案。
 事務所さん、制作会社さん、出版社の方と色々話し合った結果、シナリオライターさんには、モノローグやナレーションはすべて標準語に、台詞も原作より標準語よりに修正してのシナリオ作成をお願いしてありました。

 ところが、当日。
 シナリオを手に、さてテスト……となって、問題の関西弁部分が多少増えてきたパートに至った場面で、梶さんより「あのう」とご提案。
「ここ、最後のところだけ関西弁だけど、わりと感情は漏れてますよね。だとすると、ここの台詞自体すべて、関西弁じゃないと、ニュアンス出ないのでは?」
 ……まさかの、ご本人からのチャレンジ提案。同じブースにいる鈴木さんも「そうだね、ここだけ関西弁だと逆に違和感かも?」とおっしゃいまして、スタッフサイド、どうしましょう、との話し合い。
 そしてじつは、念のため……というか、今回マネージャーさんでばりばり関西弁ネイティブのAさん(仮名、イニシャルでもありません・笑)が控えていらっしゃいまして。
 結論として、流れ的に「ここは感情が高ぶってるだろう」ところはすべて関西弁に戻そうということになり、現場でシナリオをAさんが関西弁変換、それを口移し(※実際にしゃべってイントネーションを伝えること)で梶さんに伝え、それにさらに梶さんが芝居をつける……という、体当たりな収録をすることとなりました。

 これが、けっこうとんでもないことなのです。なにしろ原作では関西弁>シナリオでは標準語>収録現場でさらに関西弁、ということで、台詞のほぼ八割方をひとつひとつ検証、マネAさんが再現、それをさらに梶さんが反復……という作業になるので、通常の収録に比べて三倍から五倍の時間がひとつひとつの台詞にかかります。
 あげくには、芝居の指定がシナリオにはいっておりまして、たとえば

シナリオ「(泣きそうなのを必死でこらえ、無理して笑い)なんか言えや、碧」

 とある場面では、鈴木さんのほうが「無理して笑いながら関西弁……」と苦笑い、梶さんは「ハイ……(´・ヮ・`) 」と(ほんとにこんな顔で)こっくり。

 それでも、ほんとにほんとに梶さんがんばってました。うまくニュアンス表現と方言がかみ合わず、うんうん唸ってる梶さんを見かねて、わたしが
「あの、いっそこの台詞、標準語になおしちゃってもいいですよ?」と告げたあと。
 ばっ、とこちらをご覧になり、

「がんばりますよ!?Σ(〇言〇) 」

 ……と、この顔文字のような表情で仰ったとき、あー、プロや、プロがおる……と、なにか拝みたいような気持ちにすらなりました(笑)。


■アシスタントも最強でした。

 前述のAさん。若くてきびきびとした女性マネさんだったのですが、ほんっとに厳しい!(笑)
 一例として、

シナリオ「怒ってんなら、殴ったらいいだろ! こんなの、あんまりだっ」
変換「怒ってんねやったら、殴ったらええやろ! こんなん、あんまりやっ」

 ……このように変わるわけですが、ここの「ねやったら、が違う」「あんまりや、の音の高低が違う」とぎっちりダメだし。
 梶さんは「いつにも増して緊張感……」とつぶやきつつ、「あんまりや……あ→ん↓ま↑り→や↑? あれ?」と、何度も何度も単語ひとつひとつを丁寧にたぐり、「ゲシュタルト崩壊してきた……」とつぶやいてみたり。

 もっともすごかったのは、じつは後述の中学生編以外だと、関西弁が多いのはじつは、鈴木さん曰くの逢瀬のシーン、でございまして。
 お色気シーン、ワタクシはお布団シーン(笑)などと言っておりますが、ここの場面はやはり緊張感もかなりのものになるため、大抵は共演者ほか、皆さんブースから出て行っていただくことが大半です。
※余談ですがここで「おう残ってけ、俺の芝居聞いてけ」と言い切れたのは、40枚近いCD収録のなかでも、帝王森川氏くらいしか知りませぬ……。

 しかし今回、関西弁監修のAさんは外すわけにはまいりません。梶さんも「長いね……しかも女性のまえでやるとか……」といささか苦笑い。
 しかし朱斗の台詞のあれこれをひとつひとつチェック、「ここはこう、こっちはこう」と伝授されるときには、照れもなにもなくひたすら真剣にうなずく梶さん。
「んー、喘ぎ声は方言関係ないか」
「関係ないですな」
 などという会話もまじりつつ(笑)、さてお布団へダイブ。
 ……びっくりしたのが、梶さんほぼパーフェクトにやりきってました。終了後、拍手が起こるくらいに。
 それどころか梶さん、しみじみと「関西弁ってやらしいですね」と感心したようにつぶやき、鈴木さんも「なんか(エロさが)倍増してね?」などと、にやにや笑う余裕すら、このときには見せておりました(笑)。
 むろん、相手役となる鈴木さんも大変にノリのいい、息もぴったりの演技。このときの私のシナリオ走り書きは「碧さんが楽しそうでなによりです……」とございます。

 さらに余談ですが、普段この手のシーンでは頭抱えて机に突っ伏し「ほああああ」と照れまくる私なのですが、今回は梶さんの緊張感と「がんばれーがんばれー」という気持ちが強く、まったく照れる暇がありませんでした……。

 そんなこんな、ひとつひとつの台詞に苦労する梶さんも大変でしたが、鈴木さんのナイスアシストっぷりもまたすごかったです。
 初日のこの日は、鈴木さんと梶さんふたりのみの収録であり、慈英、佐藤といったキャラとの会話シーンも、梶さんの台詞を先行で収録――いわゆるピン録りの状態でした。そのため、鈴木さんは出番がほとんどないシーンもあります。
 こういうとき、出番のない声優さんなどは、休憩室とかに行っていただくこともあるわけで、梶さんも冗談まじりに「鈴木さん、映画でも見てきてください(笑)」などと言ってたのですが、鈴木さんは「いんやーつきあうぜー」とほがらかに、横でずーっとつきあっていらっしゃいまして。
 延々と続く関西弁に梶さんが「うおお……まだある……」と心折れそうになれば「やりきりゃ終わるから。めしだって食えばなくなるから(笑)」と笑いを交えたり。ゲシュタルト崩壊しそうになって同じ台詞を繰り返す梶さんが「すみません、ほんと」としょんぼりすれば「とりあえずやってみようぜ、チャレーンジ!」とアゲていこうとなさったり、台詞のニュアンスの相談に乗ったり。
 そしてAさんから「ばっちりです」の言葉が出れば、胸をなで下ろす梶さんの横で「Oh Yeah!」とテンション高く拳を突きあげてみたり……。

 文章でこう書いてしまうと、共演者のフォローとか当たり前のことのように感じるかもしれませんが、これを夕方の16時から、深夜12時近くまで、という長時間やり続けるのは(それもほとんど立ちっぱなしで!)、相当に大変なことです。
 シナリオの走り書きにも「見てるだけの私がこんだけ疲れるんだから、声優さんがた、どれだけ疲れただろう……」と書いてあるくらいです。
 梶さんご自身もむろんですが、鈴木さんも相当なメンタルの強さだ……と感心し、そのチームワークには、正直なんかもう、感動すら覚えてしまいました。


■おまえも苦しめ(笑)

 さて、前述もしましたがこのお話には問題の(?)中学生編がございます。
 事前説明でも話しましたが、中学生とはいえ「あんまり声変えてしまうとキャラぶれたり別人っぽく聞こえるかも。時系列はナレーション説明があるから、ニュアンス程度若い気持ちでOKです」と補足し、テスト開始。
 しかしここで、またも最大の難関、関西弁。朱斗は転校してきたばかりで方言まるだし、台詞・モノローグとも、ほぼすべてが関西弁状態なわけです。
 梶さん、「うお……イントネーションに気を取られて芝居が……ニュアンスが……」と煩悶しつつ、またAさんにすべての台詞のイントネーションを口伝えされ、繰り返すという作業。
 しかし、いざやってみると、それまでのAさんの猛特訓(笑)が生きてきたのか、大変お見事。イントネーションだけでなく、ちゃんと感情も乗ったお芝居です。もちろん鈴木さんもクールでいながらちょっとあまい感じの碧。
 気持ち幼くされている、でもキャラはぶれないという微妙なラインを見事におふたりとも掴んでいらして、さすが。監督にテスト後「どうです?」と聞かれ問題なし、とうなずくわたし。

監「じゃ声のニュアンスこんな感じでいいですね」
崎「あの、それに……(監督に)これ佐藤役の安元さんも声(キャスト)いっしょですよね?」
監「そうだよ、今回は全員そのまま」
※たまに過去回想などのときは、本キャストと別の声優さんを使うこともあったりします。
崎「ですよね。……あの、安元さんがはいってきたら、自動的に皆さん若く聞こえるんじゃないかと(笑)。それに安元さんの中学生……ハードルあんまあげても……」
監「あー、ねー……(笑)」

 そんな具合でもそもそ監督と意見出し合っていた声が聞こえていたのか、即時、こんな言葉が飛んできました。
鈴「おれもっと若い声だせますよ!(嬉)」
 ものすごく意気揚々の鈴木さんに、ブース一同爆笑。
鈴「あいつにだけ楽させてやんねえ! 若い声作れ!」
梶「彼も苦しんでもらわないと……ふふ」
 怖いよ梶さん。にこにこ言ってるのが怖いよ(笑)。でも関西弁ほんと大変そうだしね……。
監「いいの? それ(安元さんに)言うよ?(笑)」
鈴「いいすよ、どうせ『あの野郎……』って言われるだけだから」

 などと冗談めかした会話も飛び交いつつ、細かいト書き部分についても動きほかを打ち合わせたりと、チームワークは抜群です。

 そうしてつつがなく――しかし梶さんの関西弁のハードルはあがったままに――進んでいく収録。
 ついには、無意識のまま「テイクOKです!」の言葉に「ありがとうございます!」と言った梶さんの言葉は、完全に関西弁ニュアンスになっており、台詞で、とくに関西弁と指定されていないところまでもが関西弁イントネーション(笑)。スタッフ爆笑、鈴木さんも大笑い、梶さんひとりが「え、え、なになに?」となっていて「か、関西弁……」と告げれば「えっほんとに!? まったく無意識だった!」と言う始末。
 鈴木さんは「いっそ楽しもう!(笑)」と仰って、もう相当な深い時間だったんですが、テンションはかなりあがっておりました。
 あげく梶さん、ナレーションだけは標準語だったわけですが「むしろナレがむずい!」と仰るまでになっておりました……(笑)。

■負けず嫌い×2

 梶さんも関西弁で「がんばる!」とやってらっしゃいましたが、鈴木さんもやっぱり負けず嫌い(笑)。とある台詞で「保健室つれてって」というところ、ナチュラルに「保健室 に 連れてって」と言ってしまい、リテイク。しかし無意識なのか、二度目にやっても同じことに。
 わたしは、特にこだわるところじゃないし「に」がはいっても……と申しあげたのですが、鈴木さんは「ぜってー『に』入れずに言ってやる」と燃えていらっしゃいました。当然次のテイクではばっちり。

 むろん、演技達者なのは言うまでもない鈴木さんですが、ユーモア精神も抜群です。
 碧について「三木さんにケンカ売る役」と仰ってたわけですが、いざそのシーンになった際、かなり挑発的な態度をがんがんに出していきます。
 これまた前述のとおり、三木さんは別日の収録であるため、ピン録りだったわけなんですが、収録後監督が「いいケンカの売りっぷりで(笑)」と言えば、鈴木さんは「三木さんいないし(笑)」と冗談で返し。
「でも、もっと売ってっていいよ。彼(三木さん)ならきっと、強い芝居だってわかって受けてくるし」と、監督から役者さんへの信頼感も見える一幕も。

 さらに、朱斗にいらつかされてお仕置き……となったシーンでは、ど迫力の芝居を見せつけ、立ち会っていたマネさんに「怖すぎるよ?」と言われれば「すいません素がはいりました」などとしらっと言いきってみたり(笑)。
 かつてやっていただいた「勘弁してくれ」のときもそうでしたが、にこやか、からのヤンデレ臭漂う攻めっぷりについては、ほんとに素晴らしいのひとことだなあ、と思います。

 しかしたまに、芝居をつけすぎて(意図せず)おもしろくなっちゃったりもして、監督が「そこはちょっと」とリテイクする場面も。
 ここで問題なのはむしろワタクシでありまして。
 アティススタッフYさん、監督とも「いまの場面はもっとクールなのがいいよね」と言ってる横で、私が「え、おもしろくてよかったけど……」とつぶやけば、監督にすかさず「先生はね!(笑)(鈴木さんに)オモシロ押さえてね!」と、毎度オモシロを優先してしまう趣味をたしなめられてしまいました。……正直すまんかった(笑)。

■共演の皆様

 さて、主役陣も本当に素晴らしかったわけですが、共演でお芝居を盛り上げてくださった皆様にも、簡単ながらコメントを。

■秀島慈英=三木眞一郎さん
 このひとがあってのこのシリーズ、という慈英さん。今回はメインどころではなく、また主役である朱斗の視点から見た慈英ということで、通常の彼よりさらに包容力のあるやさしい大人、という雰囲気でした。穏やかなクセモノぶりは、毎度ながらお見事。収録中はつい「これでいいです?」と言われるたび「は、慈英さんのおっしゃるとおりで!」と言ってしまいます……(笑)。

■佐藤一朗=安元洋貴さん
 初登場ながら、碧と朱斗まとめての保護者である佐藤くん。身長190センチという設定、同年代より破格に落ちついている「ごくふつうのイッパンジン」と自称するくせに大物さは群を抜く、というキャラから考え、低音の落ちついた、そしてクレバーさの滲む声の安元さんに是非、とお願いしました。
 最初はハタチそこそこのキャラということでやや軽めに芝居をつけてらっしゃったのですが、「年齢は考えず、どっしり落ちついてやっちゃってください」とお願いして、イメージどおりの佐藤くんとなりました。碧のエッジのきいた声や朱斗のかわいいハイトーンをゆったり見守るバリトンボイス、お楽しみください。
 じつは私のCDでもひっそり、「ANSWER」や「ブルーサウンドシリーズ」などで地味ながら存在感のある役柄をこなしていただいておりましたが、今回もまた素晴らしく。
ちょっとだけ、そのことをお話すると「あーっ教育実習生の役、覚えてる!」と仰ってました。

■秀島照映=風間勇刀さん
……ひ、ひとことしかないのに来ていただいてほんとすみませぬ……と土下座ものでしたが、ひとことでばっちり場面締めてくださいました(笑)。
いつもほがらかにこやかな風間さん、ほんとによい方です。
そしてじつはこっそり、パーティーの司会役もやってらっしゃったりするので、そこも要チェックで!

■霧島久遠=檜山修之さん
これまたほんのぽっちりの台詞ながら、どえらい存在感(笑)。
収録前「もうだいぶ前だからなー(芝居覚えてるかな)」と言いつつ「あっでもね! 空気読まないやつだってのは覚えてた!」と言い切り、周囲を爆笑に巻き込みました。そして仰るとおりのKYっぷりを発揮し、本当に久遠だわあ……と感心させていただきました……(笑)。
そしておまけ、ガヤ(バックにしくモブキャラの声など)の収録の際、パーティーシーンの収録で「なんかパーティーってより居酒屋になっちゃってるよー(苦笑)」と監督が言った際、檜山さんがきっぱり「俺たちのガヤにドレスコードはない!」と言いきって、また爆笑でした。ほんとにおもしろい方で、毎回お話するたびおなか痛くなります……。

■小山臣=神谷浩史さん
じつは神谷さんは完全に別録りだった+私の体調が微妙であったため、こちらの収録には立ち会っておりません……。完パケ版を聞くのが楽しみです!

■まとめ

 本当は、ここに書いた数十倍、いろーんな出来事、書きたいことがありました。 収録苦労話については、梶さん鈴木さんのフリートークでも語られておりますが、もう、拾いきれないくらい大変で、でもおもしろくて、真剣で、チームワークにあふれてて、めっちゃくちゃ楽しい収録でした。
 梶さんは本当に本当に頑張ってらして、そのがんばりを反映した素晴らしい、かわいらしくも芯のあるお芝居を聞かせてくれました。
 鈴木さんもそのフォローにまわりつつ、色っぽく鋭い芝居で、空気の色を変えるような『音』を作ってくださいました。
 最大の功労者とも言えるAさん、びしびしちゃきちゃきした関西弁指導、大変だったと思いますが、おかげさまで臨場感ある方言になったと思います。
 脇を固めた演者さんたちもすばらしく、そしてそれをとりまとめ、ぶれない方向性で演出をつける監督、細かいチェックのミキサーSさん、バランスのいいシナリオを作成してくださったライターさん(三木さんがいいシナリオだよね、と褒めてらっしゃいました)。
 制作のアティスさん、色々と細かいことを調整つけてくださった幻冬舎コミックス編集さん。

 本当に、いろんな方が一丸となって作りあげたCDだなあ、と、数ヶ月前の記憶をたどりつつ、このレポートを綴りました。
 半分ほどは、収録後にメモを書いていたのですが、体調のことなどあってなかなか仕上げられず、ついにCDが発売になってしまったわけで(じつは書きながら聞いています。現在ディスク2の途中・笑)、できれば発売前に仕上げたかったですが……。
 聞きながら、あの二日間の記憶を反芻し、じんわりとあの日の感動がよみがえってきております。

 お手にとってくださった皆様が、何度も聞いて、何度も楽しんで頂ければとても嬉しいです、というところで、レポート終了とさせていただきます。
 このCDに関わったすべての皆様に感謝を!

※そして最後のおまけに、当日ひっそりツイッターでつぶやいていたログなどを。
 若干変なテンションになっておりますが、ご容赦ください(笑)。

----------------------------------------------------------------

一昨日は打ち合わせ、昨日は謎の胃腸不良(寝ゲ○吐いた……)、本日は収録でしたへろへろですヽ(。∀゚、) ノ

へろへろですが今回もよい収録でございました、また迷言名言飛び出しまくり、謎のグルーブ的一体感、ほんと気持ちのよい現場でした。細かいレポはまだまとめ中なんで後日として今回の鈴木タツさんの最大の名言なぞ簡単にお伝えしとこかなと。

これは巻末トークにてなのですが(尺によっては毎度ながら特典CDにはいる可能性も大なのでご予約よしなに!)収録の感想を色々述べられておりまして。ラストのラストはお布団シーンだったわけですが、そこのこと鈴木さんは「逢瀬のシーン」とおっしゃっていて「おう、うつくしい」と密かに感嘆

収録の苦労話、お互いをねぎらいつつ、でも「頑張っただけよいテンションで仕事ができた、なかなかない現場」というようなことを言いあって、あげくのコメント
「(逢瀬のシーンで)おれ今回、 相 当 い い 感 じ に 抱 け た もん!(笑)」
わー(笑)

そんでもって梶さんが笑いつつ「ありがとうございました」と言ったところ、その返しは
「ご ち そ う さ ま で ご ざ い ま し た」
でした。もうなんつーか、いろんな意味で鈴木さんのプロ魂に乾杯。

と、これまた日曜日の夕方という微妙にネットにひとがいなさそうな時間帯につぶやいて、あとはレポ用にネタとっときます。ともあれ、主役ふたりの演技のテンションは最高潮によいので、あのCDほんといいものになると思うのでこうご期待~。

しかし、毎度ながら、あったまいいなー! と思います、鈴木さん。梶さんも控えめですけどきっちりしっかりきまじめにプロ! って感じだし、見ていて気持ちのよい殿方ズでした!

あ、鈴木さんネタだけでもなんなのでもいっちょ梶さんかわいかった話もしとこ。

今回梶さん、関西弁ですんごい手こずってらしたんですが(詳細はこれまたレポにて)見かねたわたしが「ここ、標準語に直してもOKですよ……?」と言ったところ、すごい勢いで「頑張りますよ!? Σ(〇言〇) 」って振り返られました。なんか、裏返った声がかわいかったw

穏やかでやさしげ好青年、という雰囲気の梶さん、お仕事についてはやっぱプロだなというか、けっこう負けず嫌いさんな模様です。てかあそこまでプロ根性のあるひとはほんとにひさびさに見た。いいお仕事拝見しました。(-人-)

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。